「門」で自分の軸を作る

譲れることと譲れないこと

2018年4月22日

先日の歴史番組「英雄たちの選択」では、
日本初の鉄道開業がテーマでした。



「明治の近代化のシンボルとなった鉄道開設。
 旗振り役は若き日の大隈重信と伊藤博文。

 西郷隆盛 らは猛反対で、
 建設は決まっても予算はゼロだった。

 いかに資金調達するか?
 大隈と伊藤の選択は」

 

 

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そんな攻防がなされていたのですね・・・。

どちらかというと
歴史オンチでして
知りませんでした。





伊藤博文は
産業革命で繁栄を極めるイギリスに留学し、

その反映の中核となっていたのが
巨大な鉄道網であることを知った。

産業と
技術の重要性を
見たわけですね。




と同時に、
イギリスからの帰り道に
植民地化されたアフリカやインドに寄って
現地の惨状を目撃し、

日本が植民地化されるようなことは
避けなければいけない、と
心に刻んだ。




鉄道の建設を実現させるとき、
それが
外国に経営権をにぎられるものであってはならない。



つまり

鉄道開設資金として
外国から資金援助を受けたいが、
経営権をにぎられないような契約をしたい。




そういう条件を描いていたのだが
これがなかなか、
決まらなかったり
裏切られたり。




西郷隆盛と大久保利通らは、
鉄道よりも軍事増強すべき、
という考えでした。

鉄道の建設は
莫大なお金がかかることでしたし、

欧米と同等の軍事力を持たないと
日本は危ないという考えだったのでしょう。




世論も
鉄道には反対とする意見が
多かったようです。

鉄道建設予定地を確保するために
立ち退きとか
しなければいけなかったこともありました。




そのため、
伊藤博文と大隈重信には
暗殺の危機すらやってきて、

夜も眠れぬ日々や
暗殺の恐怖をお酒でごまかす日々、

を送っていたらしいです。




時とともに
欧米諸国の状況が少し変わってきて、

イギリスから
植民地化される恐れのない条件で
融資を得ることができました。



あとは建設するだけ!



・・・になったのに、

鉄道の計画路線上にあった
品川の薩摩藩屋敷が
立ち退きを拒否。

兵部省や漁民たちも
移転を拒否。




その時、大隈が地図を指さした。
大隈の指の先にあったのは、海。

品川の沖合に
高さ4mの石垣を組み、
その上に線路を引いたのだった。




・・・そんなことになっていたのですね!




こうして
新橋ー横浜間に
鉄道が開通。


疾走する蒸気機関車に
人々は歓声を上げたのだそうです。


所要時間は53分。

それまでの徒歩による
所要時間10時間が
一気に1/10に短縮されました。





反対派の筆頭だった
大久保利通も試乗して、

日記にこう記しているそうです。



「実に『百聞は一見に如かず』。
鉄道の発展なくして
国家の発展はありえない」。



ここから、鉄道は、
およそ20年後には
北海道から九州まで拡大、

日本の近代化の推進力として
大きな役割を果たしていきます。





最後に
出演者の方々のコメントの中に、
次のようなものがありました。



「政治家や経営者に必要なのは、
譲れることと譲ってはいけないことの
線引きができる、
ってことではないですかね」



伊藤博文たちは
「鉄道の、日本の経営権は譲ってはいけない」
ということを死守した。



そのおかげもあり日本は
植民地化されることはなく
今に至っています。




この線引きって、
個人レベルでも
必要なことだと思うのですよね。



何かを決めるときに、
自分が絶対に譲ったらいけない線はどこか、

わかっていること、
そして死守できること。




その線引きが、

自分の能力や資質や、
本当に「幸せ」と感じる源泉を
大切にするためのものだとしたら、

門(もん)の鑑定結果が
大いに役に立つはずです。







ところで

近代国家となるための三種の神器は

・株式会社
・銀行
・鉄道

だったそうです。



これから、

まだ誰も見ていない
さらに新しいかたちの国家になるには、

どんな神器が必要になるのでしょうね?

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