(息子の中学校で百人一首大会がありました。
1チーム5人での、チーム対抗戦でした。
息子の「門」は、「月財門」。
表には出ず目立たないポジションで「軍師」になることが可能な「門」です。
息子はこの大会に勝つべく、
ずいぶん燃えていました。
息子が立てて実行した戦略は、
次のようなものでした。
・自分は100枚ほぼ確実に覚えるとともに、実戦で反射神経を磨く(練習相手は私^^)
・同じチームの他の4人に、実力に応じて3枚~10枚ほど覚えやすそうなものを振り分け、覚えてもらう
・取り方の指導(振りかぶらず低空飛行で手を移動させるとか)と練習をする
・札を並べるとき、覚えてもらった札が割り当てた子の前に並ぶようそれとなく置き、覚えた札を素早く確実に取るよう集中してもらう
・先生が大会の説明をしている間も、並べた札をくまなく見て配置を記憶する
・大会が始まったら情けは無用。見つけた札を取りまくる
相手チームも記憶のレベルは高かったらしく、
100枚中98枚が、上の句が読まれているうちに誰かが取ったそうですから驚きです。
いくら100枚の句を記憶していても、
ふつうは最初の10枚くらいは、なかなか見つからずにみんなでキョロキョロしていることが多いものですから。
しかし、息子たちが取った組織戦により、
結果は75対25での勝利。
全学年の中でも75枚は最高で、1位になれたそうです。
2位は73枚が2チームだったということですから、
少し手を抜いていれば、3位以下でしたね・・・。
きっちり詰めるというのは重要です。
というわけで、
軍師としての作戦は、大成功!!!
家に帰って、嬉しそうに話してくれました。
お正月から、ずいぶん練習しましたしね。
私も、体は鍛えているので反射神経はまだ負けませんが、
脳を鍛えていないのでそろそろ息子に負けそうです。
というか、お正月は2勝1敗だったので、そろそろヤバイです。
月財門の息子の場合は、
仲間のために戦略を立て
実行して成功に導く、
というのが、
息子の人生そのものの「成功の型」なので、
こういう経験を積み重ねるのは重要です。
私も、息子の作戦が成功するように、
私の持てる百人一首技術のすべてを
息子に伝えました!
(といっても競技カルタじゃないし
ぜんぜんたいしたものではないですが^^;)
子供が「門」に沿ったことをしているときは、
大いに応援し、はげまし、
うまくいけば評価する。
「門」に沿っていないことをやって(やらされて)
苦しんでいるときは、
見守りつつも、タイミングを見はからって
それはあなたの道ではないから
必死にならなくてもいいよと伝える。
お姉ちゃんも今、
彼女の「門」に沿った結果を出すべく
あるプロジェクトを追っています。
過去の実績からすると成功率は低いのですが、
それでも成功に向かって悔いのない努力をしてやりきる、
という体験をしっかり刻み込んでほしいですね。
こうして日々、
子供たちの「門」の発動を楽しみに
見守っています。