いまニュースを賑わせている、日産。
あるテレビで
ゴーン氏って、どんな人でしたか?
と社員に聞いていて、
ワイドショー的な雰囲気ではなく
ゴーン氏の功績の部分に焦点を当てるような取材に
なっていました。
元工場長の人が、
ゴーン氏が工場を訪れたときに
現場のことは何もわからないだろうなと思って説明したのだけど
とにかく
「きみはすばらしい」
と何度も言われた、ということと、
ゴーン氏から指示が来て
それに応えようとしたときに
「できる前提で話し合うと、
いくつも解決策が見つかりました」
と言っていたことが印象に残りました。
ヨーロッパ人(フランス人?)って
人を上手に褒めるような気はしてて、
その昔、まだ私が少林寺拳法も空手もやってなくて
吹奏楽部やオーケストラで
フルートを吹いていたときに、
そのときファンだった
フランスのフルート奏者の男性が来日したので、
喜んで「公開レッスン」に行ってみました。
そのときに驚いたのが、
生徒の演奏を聴いて、まず一番に
「すばらしいですね」
と褒めていたことでした。
その生徒はぜんぜんプロとかではないのです、
プロを目指していたのかもしれませんが素人です。
そしてもちろん適当に褒めているのではなくて
こういうところがよいですね、
という褒め方をしていました。
日本ではふつう、
ダメ出しから始まりませんか?
なので何だかその、
とても紳士で
余裕と気品に満ちた教えぶり(?)に
すごく感動したのを覚えています。
もしかしたら日産の工場長も
同じような感じで心を動かされたかも・・しれません(^^)
それ以来、
何を教えるにしても、
いいと思ったところは褒める習慣がつきました。
あのフルート奏者のように
エレガントな褒め方ができるとよいのですけど(^^)
それから
「できる前提で考える」の話。
これ、
できるかできないかを考えるのではなくて、
「できる」ことが前提で考えると
本当にいろいろとアイディアが出てきます。
やるべきことを
いくつも思いつきます。
だからあとは
やっていくだけ!
もしも
できる気がしなかったり、
まぁできないだろうなと思ったことは
やっぱりできない。
財門の高い人は
「お金持ちになりたい!」と
子供の頃から本気で思う人も多いみたいで、
お金の話が好きだし
お金が増えたり減ったりする数字を眺めるのも好きだし
お金持ちに「なれる」前提で
きっと行動するのでしょう。
そしてお金持ちになっていくのでしょうキラハート
私には財門がほとんどなく、
二十歳くらいまでを振り返っても
財門の強い人とはほとんど接してこなかったようなので、
財門的な感覚が分かりません。
だから「お金持ち」という言葉は
どこか別の世界のものだと思っていたし、
今でも私の世界の中にはなじんでいない言葉です。
だから、
お金に困ることはないけれど
「お金持ち」とは言えないし、
きっとこの先も
私一人の力ではお金持ちにはならないでしょう。
「修門」的なことに関しては、
周囲に修門要素の強い人がたくさんいたので、
私に修門がほとんどないにしても
感覚としては持っていました。
だから「できる」と思ってやっていたのだけど、
アイディアも湧くのだけど、
残念ながら
持っていない資質のことは
100努力したうちの5くらいしか
できた感覚がなかったです・・・。
体を壊して当然ですね^^;
自分の持っている門に合うことや、
自分の持っている門に沿ったやり方をしようとしたものは、
「できる」前提であれこれがんばって、
最初や途中には苦しい時期があったとしても
だんだん面白いくらいに
望む結果につながりました。
そう見ていくと、
いつまでもたいした結果につながらず
くすぶっているものは、
自分の門に合っていないか、
「できる」前提でやろうとしていない、
ということになります。
門に合っていないことはあきらめるか
少しの結果でヨシとする。
合っていることは
「できる」前提で考えて
思いつく限りのことをする!
自分の門がわかると
どのみち成果の出ないことに
多大な時間を消耗するのを避けることができます(^^)
子供のうちからわかっていたら
よかったのに、と思います^^
何年消耗したんだろう・・・
ま、
復活できただけ幸運です!