「門」を子育てに生かす

「門」を生かした子供の習い事

2017年2月17日

子供の「門」を知ると、
子供の資質を適切に伸ばせる
習い事の選び方ができます。

習い事の選び方には2つの視点があって、

1.その習い事はどの「門」の性質が強いか

2.その習い事にどのような態度で取り組むか

1または2の視点で見ていきます。

1.その習い事は、どの「門」の性質が強いか

わかりやすいのは、
芸術的な習い事は「創門」ぽいですし、

「道」がつくもの、
武道、茶道、華道などは「官門」ぽいです。

お勉強は「修門」ぽいです。

囲碁将棋などは「財門」とも「修門」とも言えます。

スピーチ系は立門ぽいでしょうか。


子供の「門」と、
習い事の性質の「門」が合うように
習い事を選ぶのが、
1つの方法です。


矢印全15話の門の解説はこちらをご覧ください
image(link)

 

2.その習い事に、どのような態度で取り組むか

前述の視点でしたら、
その門を持たない人は
その習い事をやってはいけないのか?
ということになります。

そうとは限らないと
私は考えています。

いくら「修門」がないと言っても、
どうしても
あの大学のあの学部に入りたいから
勉強する必要がある、

ということになるかもしれません。

ウチみたいに、
とにかく何か体を動かす運動をするために、
お兄ちゃんやお姉ちゃんのやっているスポーツに
一緒に通わせよう、
ということがあるかもしれません。

そういう場合は
習い事への取り組み方を「門」に合わせます。


<ケース1>

Yさんは、長男の志望校に合わせて
塾に通わせることになりましたが、
休日は数時間にわたる自主学習のために
塾の自習室にこもらせるスタイルをとっていました。

門鑑定の結果、
たまたま長男さんは「陽修門」。
つまり、自習室にこもってひたすら勉強するというのは
ぴったりだったのです。
めでたしめでたし。
実際、自習が終わって迎えに行くと、
よい表情をしているのだとか。

もしもその子の「修門」が低かったら、
脳が著しく疲弊してしまって
受験までもたなかったかもしれません。。

<ケース2>

Iさんの息子さんは、
ネイティブの外国人と会話するタイプの
英会話を習っていましたが、
あまり得意ではなく、
この子には英語はムリかとあきらめかけていた。

ところが公文式で
読み書きを主体とした英語をやるようになったら、
めきめき英語を覚え始め、
英語が楽しくなってきたとか。

息子さんは月修門でした。
アビリティは官門のみ。
人と楽しく会話する門ではありません。
それよりも
書物を読んだり、文章を書いたりのほうが
得意なはず。

なので英「会話」でなく
英語の読み書きを中心に身につけるという戦略が
正解なのでした。

<ケース3>

何度か書いていますが
うちの3番目の末息子。
月修門で、アビリティは創門のみ。
官門、あるいは官門アビリティのある
兄、姉、そして母である私と一緒に
空手に通っています。

官門アビリティのある3人は
それらしく、真剣味のある空手をやりますが、
官門のない末息子は
ニコニコしながら演武してたりと
お茶目すぎ・・・

しかしそれを
ひどく叱ってはいけません。
彼にとっては
興味と楽しさを奪わないことが第一。
さいわい、道場長も創門性が強くて
柔らかな雰囲気の道場ですし、
ビシバシやり過ぎずに
楽しさを優先してやらせることで、
なんとかムリなく続いています。


ちなみに、
子供の門を「推測」するのも
とっかかりとしてはいいですが、

きちんと「生まれながらの門」と
「アビリティの門(能力として使える門)」を
鑑定して把握したほうがいいです。

これまでの鑑定例では
「えーっ!」
と意外な結果であることのほうが
多かったですし、

何百人と門を調べてきても
私自身も、
人の門を推測してビンゴであることは
かなり少ないです。

もしも推測の「門」が外れていたら
逆効果になってしまいますし、

知識を学んで得るのが「門」ではなく、

自分の「門」を知り
それに合わせていくことで
自分自身に多くの発見をし、
物事がスムーズに流れ出すのを体感していただくことが
「門」なのです。

次回は、

習い事を続けるか続けないか、
集中力 vs 飽きっぽさ、
一貫性 vs 自己探求、

そういったことについて
書きますね。

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