前回の記事(link)では、
天職を見つけるために
自分に制約をかけないこと
と
書きました。
自由に発想して
自由に世界を見たほうが、
見つけるべきものが
目につきやすくなります。
そして今日書きたいのは
「自分の声をよく聞くこと」
です。
「〇〇をやってみたい」
という気持ち。
「〇〇が好きだ」
という気持ち。
それらの自分の声は
自分で拾い上げておかないと、
周囲の人々の意見や
世間の風潮や常識などの流れの中に
飲み込まれていってしまいます。
自分の声を無視し続けると、
聞こえなくなってしまうんです。
でももし
自分の声が聞こえたときに
それに従う行動ができなかったとしても、
「自分がダメだった」と
思う必要はありません(^^)
「まだ時ではなかった」
と思うことにするのです。
そして
それから先、
2回も3回もそれ以上も
同じ声が聞こえてくるのなら、
やはり、
あきらめきれないことなのでしょう。
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天職に関して、
大学生くらいの頃にみたテレビ番組で
今も覚えている内容があります。
「ヒヨコの鑑別士」
という職業があるのを知り、
そのときに
「これが自分のやりたいことだ」
と思って、
ヒヨコの鑑別士になった男性。
テレビで女子プロレスを見て、
それまであまりまともに運動をやったことがなかったにもかかわらず
「女子プロレス、私できるかも!」
と思って
プロレスラーになった女性。
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そういう電撃的な出会いを
私もしてみたいと思いましたが、
私の場合は
ゆっくりと
やってきた感じです。
20代前半の頃、
雑誌などで
「自宅でお仕事」というスタイルが
あるのだと知りました。
当時は自分が疲れまくっていたので
癒し系の仕事に興味があって、
「では家でアロマセラピーサロンなんかできたらいいな」と
第2の夢みたいに思っていました。
「自宅で」というのは
子供を3人欲しいと思っていたからだったり、
家の生活も楽しみながら
仕事もできたら最高!と
思っていたりしたからです。
家庭レベルで料理を作ったり
インテリアを楽しんだりするの、
けっこう好きなので。
科学研究職に見切りをつけたときに
思いきってそういう路線を
やってみたいと思いました。
自営業なんていきなりやって
失敗するかもしれないけれど、
失敗するなら
早いうちのほうがいいから。
結果的に
アロマセラピーは
仕事にしようと思うほどには
あまりしっくりこなくて、
学生時代にやっていた少林寺拳法から興味を持った
「整体」
になりました^^;
(のちに「門(もん)」を知って、
やはりアロマより整体が断然合っていると納得)
15年前に
整体院としてオープン。
最初は店舗を借りていました。
開業から3年後に
念願の自宅兼店舗へ。
やっていくうちに
私が一番興味があるのは
心と体の関係についてなのだ、
ということがわかり、
心、メンタルについても
関わっていけないかと
いろいろ探しました。
そして今残っているのは
・マインドブロック解除
・門(もん)
です。
中間が気功。
整体は、
痛みを感じていた人の痛みがなくなったり、
腕が上がらなかった人の腕が上がるようになったり、
そういう変化を喜んでいただけるのが
嬉しいから、
施術するのは面白いです。
ただ、
「整体法を”追求”する」ということは
私のやることではない、と
わかってきました。
これまでの経験と
「門(もん)」によって。
整体法を追求する「天才」は
各地にいろいろといらっしゃって、
それはそれは素晴らしい発見を
それぞれの方々がしてくださるので、
私は
その方々が開発されたものを
素直に学んで
習得すればいいわけです☆
1.心も体も見ること
2.人が開発したものを習得して実践すること
3.自宅兼店舗というスタイルで家族の生活も大いに楽しむこと
この3点が満たされることによって、
私の「整体師」として始まった仕事は
天職化されたのでした。
いつの間にか、
ああ、私のこのスタイルの仕事って
天職だなぁ、と思えるようになったのです。
ただ「整体師」では
だめだったんです。
いろいろ条件が必要だった。
そんなふうに
天職は、
ある日突然見つかるのではなくて
ちょっとずつ作られていくかもしれません。
自分の声に耳を傾けて、
これをしておきたいな・・・
と、
1つの通過点のような気持ちでやっているうちに、
条件がいろいろと整ってきて
天職が「できあがる」ということも
ありえます。
だから、
「これ」という電撃的出会いがなくても
「こっちの方向かな?」と思ってやっているうちに
天職ができてくるかもしれないです。
ある日突然、天職に出会う
「天職出会い型」
と
少しずつ天職が創られていく
「天職創出型」
とでも言えますか。
人生の中で
仕事をする時間は
とても大きな割合を占めます。
その仕事を、
「これをやるために生まれてきた」
とか、
「これをやるのが何よりの幸せ」
と思えたら、
これほど幸せなことは
ないと思います。
仕事の天職化。
ちょっと言い換えると
仕事の「道楽化」。
本多静六という人の存在を知って、
「職業の道楽化」という表現を
知りました。
林学博士・造園家・投資家であり
明治維新の2年前に生まれて
昭和27年まで生きた人らしいです。
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上記、
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この人によると
どんな仕事でも
工夫次第で道楽化できる、
とのことですが、
私はやはり
自分の持つ「門(もん)」によって
道楽化しやすいものと
しにくいものがあると考えます(^^)
それもそもそも、
まずは
他の誰でもない「自分の声」に、
注意深く聞き耳を立てることから
始めてみませんか?