●「門」で 己を知り己を使いこなす

世の中の全員に好かれる人はいない

2018年9月25日

9月2回目の3連休は、
みなさまどのように過ごされたでしょうか(^^)



キャンプ(link)から帰ってきたあとは
読書などして静かに過ごしました。

・・・ランニングもしました、そう言えば。

門学が華僑伝来の術だということで
ときどき華僑の本を読んでみるのですが、

これまで読んできた本はやはり
「お金」が露骨に出てくる本が多かったです。


私は
自分の門(もん)の構成的にも
嗜好的にも趣味的にも、

お金そのものを追いかけるのは
どうにも楽しいとも面白いとも思えませんので

華僑って
どこか別世界の人なんだなと
思っていました。


昨日読んだこの本も
別世界の人の話ではあるのですが、

Amazonのレビューは妥当だと
思わされました。


「長くビジネスを続けてゆく人は「本棚に置いて年に一度読み返す」の定番書にしても良いくらいの内容」

「日本の大人が社会に出て、忘れてしまった一番大事なことを思い出させてくれる本」

「恐らく今まで読んできた本の中で、これ以上起業家を目指すべき人が読むべき本はないと思います」

「私は、起業本「No. 1」だと思う!」


image(link)

 

華僑 大資産家の成功法則

題名だけ見ると
ふつうにお金を追いかける本みたいに見えますが
そうではありませんでした。




成功の度合いを稼いだお金で測ってはいけない。

それはなぜか?
では何を目指すべきなのか?




偉い人、スゴイ人にどれだけ会ったからと言って、
それだけでは自分は変わらない。

では何が必要なのか?




人格や人徳を高めていくのに必要なのは
知識ではない。

では何が必要なのか?


これらの問いに
むむむっ?と興味が湧く人であれば
起業する予定のない人にも心に響く本になりそうです。


そして
この本を読んでいて
一番嬉しかったのが、

門学の存在意義について
華僑の人の言葉で語られていたことです。


いや、
門学について書かれている本ではありませんが、


門学について解説していく中で
よく触れる、
共通した2つのことが書かれていたのでした。




1つめは、
「自分を客観的に見ることが必要」ということです。

自分が、
何が得意で何が取り柄で、
どこが魅力的なのか。

弱みはどんな部分で、
その理由は何か、など。

会社組織の運営では、
自社のそういうポイントをつねに吟味し、
もっとも有利な展開になるように図ったり、
今後の方針を決めていきます。


同じことを、
自分に対して行うのです。

「ファッションの基本はきれいな箇所を強調し、
 そうでない箇所を覆い隠すことだなどというが、
 それとちょっと似ているかもしれない」


私はファッションは得意ではありませんが、
自分の体型の欠点を強調するのはさすがにマズイ、
ということは想像できます。

そう、
門学では
得意なことは努力して自分で伸ばし、
苦手なことはなるべくやらずに
他の人にお願いします。

しかし
苦手なことに時間をかけすぎているケースが
多いという現実。
特に日本では。



「自分が鳥だと思えば飛ぶ決意をし、
 自分が魚だと思えば泳ぐ決意をしなければならない」


鳥なのに、
自分は魚だと思って泳ごうとしている人も
世の中にはたくさんいるという事実。




では自分は何なのか?

どんな強みと弱みがあるのか?

取り柄は何なのか
魅力はどこにあるのか?



たくさんの人の渦の中で生きていくうちに
何が自分なのかまったくわからなくなっても、

門学は客観的に自分の像を描いてくれます。




2つめは、
「決して全員に好かれようと思ってはいけない」ということです。


世の中の全員に好かれる人はいない。
全員に好かれようとすれば、
むしろ誰からも好かれないことになるかもしれない。


有名な人ほど味方も多いが敵も多いと言われる。
それは、
はっきりした個性や主張を持つ人のことは、
好みが合えば良く見えるが
そうでなければ悪くしか見えないから。


つまり、短所と長所は表裏一体。
一対で個性。

短所を切り落とすことは長所を消滅させることでもある。

それは、自分が自分でなくなってしまうことにつながる・・・


門学からは、
「自分であるもの」と
「自分でないもの」の両方が
はっきりわかります。



そう。

自分を見失ってしまったら、
または
自分に迷いがあるのであれば、

門学を利用して
「これが自分」というものを
ぜひともつかんでくださいね。

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