●「門」で 己を知り己を使いこなす

過去を見つめても分からない「本当の能力」

にて、

「自分で自分を一生懸命見つめても、
使える能力がなかなか見つからないことがある」

と書きました。





「自分と向き合う」ということを
「内省」「内観」を通して行うとき、

・自分の経験した過去
・現在の状況

を一生懸命に見つめて
そこから
「ほんとうは何がしたいのか?」
「ほんとうは何が向いているのか?」
ということを
探していきますよね。




自分についてだけでなく、
たとえば子育てで
子供の才能、能力を見つけようと思ったときも、

同じように子供の「過去」と「現在」を
分析しようとするでしょう。




でも、
もしかしたら「過去」と「現在」を見ても
何の手がかりもないかもしれないのです!




自分の持っている能力が発動できない環境に
ずっといたかもしれないです。



または
能力を発揮していたのだけど
一般的に派手に目を引くかたちではないので
気がつかなかった、

ということもあります。




たとえば
何らかの「直感」「感性」「センス」が冴えている、
創門の人。


たまたま絵がめちゃくちゃうまいとか
歌の才能があるとか作曲の才能があるとか
そういうわかりやすい方向に「感性」が冴えていれば、

まわりも自分も
能力に気がつくでしょうけど、


美しいものにこだわるセンスとか
人を笑わせる才覚とか

それが能力のタマゴだと気づいて育てれば
大人になってから花開かせることもできますが、

もしかしたら子供のときには
「好き嫌いが激しくて困る子」とか
「面白い子だけど学校の勉強ぜんぜんしないしねえ」とか

たいしたことないと思われるだけでなく
その感性がジャマだとさえ思われたりして、

そうして育った子供が
わたしには取り立てて何の能力もないのだ・・・と
思い込んでしまうこともあります。




そんなふうに時を過ごしてきたら、
過去をいくら見つめても
現在をどれだけ分析しても
自分の能力は見つけられません。




見つけていると思っていた能力が、
本当はもっと違うところにあった、
ということもあります。



私がまさにそれでした・・・。

いろんなところで何度も書いてますけど
科学研究者としてそれなりに能力あると思ってたけど
もちろん、ないわけではなかったけど
プロとして一生続けるには決定的に欠け落ちてるものがあった・・・というのが
修門(専門家になれる力)のあまりの低さ。



創門アビリティも持つ陽官門、だった、(立門もあります)
とわかってからは、

創門の「感性」により
研究テーマを選ぶセンス、
実験結果の解釈が電撃のようにひらめく直感、
に長けていつつ、

官門の根性、継続力などで
粘り強く結果を出していくことができたのですが、

最後に論文にしてしっかりとまとめたり、
基礎的な情報としていろんな人の研究を調べ上げたり、
という作業がかなりダルかったです。

それが修門のなさによるものでした。

これでは戦えない!
ので、
転身のきくうちに辞めてよかったです(^^)






このステイホーム期間中に
うちのじいちゃんが、
手塚治虫の「ブラックジャック」の全巻セットを
子供たちにプレゼントしてくれました。

ブラックジャックの生き様だけ見ると、
官門的にかなり共感できるところがあります。

現場主義(手術や治療はするが学会に属したりしない)、
自分が治療することに意味と意義を感じる患者(必死で生き延びようとする人など)しか受けたがらない、
など。



高校生のとき私は実際
医学部に行くこともだいぶ考えましたが、
いろいろな事情で
すんでのところでやめました。。



現実には
ブラックジャックのように無免許で一匹オオカミでは
とてもできないでしょうし、

自分に手術の超人的才能があるとは思わないし、

そもそも今では病院ギライなので
やっぱりお医者さんになるべきではなかったです^^;



・・・などと思っていたら
昨日のあさイチでは
法医学の女性医師のかたが出てまして、

マンガもジョジョや進撃の巨人が好きだとかで、

なるほど司法解剖って
官門っぽくできそうだなーと
思いました。

もし官門のお子さんがいて
医学に興味があるようでしたら、
そういう観点もぜひ(^^)





話を子供に移しますと、


月財門だとわかった長男、

確かに数学は得意な子ですが
門を知らなかったら私は
何も考えずに理系を勧めていたと思います。

月財門ということに着目して
月財門の特徴がどのように現れているのか?という視点で
中1の頃から観察していくと、

目立ちはしないが交友関係は広い、
器用にいろんなことをこなせる、
頭の時間的な切り替えも早い、
しかし1つのことを深めるタイプではない、
百人一首大会で長男の立てた戦略で自分のチームを優勝させた実績あり、

など

月財門のあらわれかたが
まず理系(エンジニア、研究者、医師など)ではない、
むしろ文系、

と私は判断して
長男に文系を勧め、
長男もすぐ納得して
文系を選択しました。

高校の先生には驚かれたようですが、
それも長男みずから自分の考えを話したら
先生たちみんな納得、ということで

まだ彼は高3で
就職どころか大学にも入っていませんので
結果がどう出るかわかりませんが、

絶対に正解にちがいない!と
私の創門アビリティの直感が反応しています。 笑





月修門とわかった末っ子は、

小さい頃から図鑑が好き、
電車や生き物など細かいことまで覚えて
まるで歩く図鑑のよう、

それがだんだん
「危険・有毒生物大図鑑」のみ
愛読するようになり、

門を知らなかったら
もしかしたら
まあ!なんてヘンな子でしょう!!
と思ったりしたかもしれませんが

そのときはすでに、
月修門、つまり
マニアックなことに興味を持つとわかっていたので、

そうか、
これが月修門の表れなんだ、

見守ることができました。

興味を持ったこと以外は
あまりやる気を出さないのも
修門の特徴ですが、

興味を持ったことを人並はずれて深められるようなら
それでよく、

見ているとそのとおりに
自分の興味を持ったことは家族でいちばんマニアックに詳しくなるので
これでいいんだ、と思えますし、
そのことを大いにほめたりもします。
さらに伸ばすために。




もし
子供たちの門を
知らずにいたら?



子供たちが社会に出ても
本当に通用することになるはずの能力に
気づくことができなかったかもしれないし、

気づかないだけでなく
「ヘンな子!」と
否定していたかもしれないし、

そしたら子育てに
不安や焦りしか持てなかったでしょう。



私は
門学を知る前の世界に
戻ることはできません・・・

自分のことでも、
子供たちのことでも。




そんなわけで
過去と現在から見つけられないものを
門鑑定により見つけることができて、

現実的にこの社会でしっかり生きていくための
未来のあるべき姿を見ることができます。




すでに門鑑定をされているみなさん・・・、

未来に迷うときは、
自分の門をとおして
過去に起きたことや現在の思いなどを
とらえなおしてみてくださいね。



私の「とらえなおし」は
たとえば
高校生までピアノを習っていて、
合唱コンクールなどあれば必ずピアノ伴奏になるような
役回りだったのですが、

かといって音楽を専門に勉強しようとは思わなかったのは
演奏することにそこまで深い喜びを感じていなかったから。

私がピアノを弾けば
親も友達も先生すらも喜んでくれたので、
そこに官門としての意義を意味を感じていただけだったのですね!

というふうに
自分の本当の心理、精神性が
どのように過去に働いていたかわかると、

自分の中の何を基準に
未来を選べばよいか見えてきます。



物心ついたときから絶対音感あるし
耳コピもできるし
メロディーに即興で伴奏をつけるとかもできるけど
音楽は今ではまったくやってないです。
そこに躊躇も心残りもありません。

(官門に音楽が向いてないというのではなく
 私がそこに自分の生きる意味と価値を持てなかったということです。
 官門のアーティストはけっこういます!)




門学は、
能力だけでなく
門ごとの精神性も教えてくれますから、

コロナによって
物質的価値観よりも
精神的価値観が重視されていきそうな今後、

能力・精神・
その他門学が告げる細かいニュアンス諸々、

丁寧に織り込んで
ライフスタイルの全体像を
築いていってはいかがでしょうか?

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