道なき道、
普通じゃない道を歩みたい場合の話です。
一般的な職業には、
そこにたどり着くまで、
またはそこに就いたあとも、
コースがだいたい決まっています。
会社員になるには
学校→会社
その学校を中卒にするか高卒にするか大卒それ以上にするか
そういう流れです。
資格のあるものになるには、
医師であれば
大学医学部→国家試験→研修医→医師
です。
手順が決まっています。
それをやるだけです。
道なき道には、
手順がありません。
これから
副業・起業など
さらに多くの人が志すようになる、
かもしれませんが、
それは道なき道です。
まずは自分が目指しているものに近いことを
すでにやっている人に、
どうやったかを聞くのが早いでしょう。
何人にも聞いて、
自分に合ったパターンを探します。
そしてそれをなぞっていくのですが
それでも、
まったく同じことをしてもうまくいくとは限らないです。
人がやっていることを参考にしつつ、
自分はどうすべきか、
そこに常に頭を使います。
私のやっている「整体」も国家資格ではなく
民間資格なので、
道なき道のほうに近いです。
開業すればよいというものではなく、
認知してもらうためのさまざまな工夫や行動が必要になります。
そのかわり、
やることに自由があります。
整体だけじゃなくて
ブロック解除や気功や門学に広げられたのは、
その自由のおかげですし、
ぜんぶ道なき道だから同じマインドでやってこれています。
道なき道は孤独であることもあるけれど、
同業者で何らかのつながりを幾重にも持つことが多く、
学び合いながら、
少しずつ業界全体を進化させていく構図があります。
異業種でも同じ志の人は
つながりやすいです。
それぞれがお客さんを持っていますし、
総合すると、
いつもまわりにたくさんの人がいる感じがあります。
一日中べったりいるのではなく、
いつもSNSでつながっていたり
連絡先を知っているから連絡すればコンタクトを取れるけど
実際に会ったり話したりするのは数えてみれば時々しかない、という感じです。
自分にちょうどいい距離感でいることができます。
コミュニケーション好きな人は
定期的に〇〇会みたいなのに行ったりします。
主催する人もいます。
それでたくさんの情報も入ってきます。
いろんな人の体験、
考え方、
ものの見方、
それらに近くで触れることができます。
なので
自分の中でも
これがダメならあれがあるさ、
という柔軟な思考をしやすいですし、
子供にも幅広い体験や情報を与えてあげることができます。
子供たちは全員、
幼稚園児のうちにそれぞれ海外に連れていきましたが、
どれも、
自営業をしていなければ出会えなかった人たちと、
オリジナルのツアーのような形で行きました。
家族だけじゃなくて
老若男女いろんな人と旅する体験でした。
そういうことができたのはよかったと思います。
・・・と、
いいことはいっぱいありますが、
道ある道から道なき道を歩むことに
慣れるまでは、
いろいろな障害があります。
最初の障害は、
道ある道を行く人から
止められることです^^;
やめといたほうがいいよ、
失敗したらどうするの、
今までのことがもったいないよ、
まあいろいろと言われました^^;
母親にも
変人呼ばわりされましたし
考えが甘いだの
いろいろこき下ろされました。
今では「変人」は褒め言葉です!
あと
考えが甘い、と簡単に言う人ほど
あまり幅広いことを考えてないのでは?
こっちの道にきてから
そういうことを言う人はいません。
考えよりも行動重視です。
だからまずは、
普通じゃないことを指摘されることに
慣れる!
一度これに慣れたら
本当にラクです!
これは職場の中にいても
そうかもしれませんね。
陽立門の人で
美術の先生がいらっしゃって、
美術の先生というと変わってる人と思われて
変わっている前提で見てくれるから「ラク」
とおっしゃってました。
もし国語や数学など主要教科の先生だったら
その人にとってはもっと息苦しかったかもしれないです。
職場の中の「変人枠」
あえて取りにいくと自由になれるかもしれません^^
そして、
道なき道は、
とにかく進む!
これしかないです。
決して、
自分にストップや警告をかけてはいけません。
進むという選択肢しかありません。
どう進むのか、には
ちょっと頭を使います。
いろんな進み方を工夫したり、
小さな失敗から学んだり。
あえて失敗することはないけれど、
どこかで失敗はあり得ます。
人間だから。
失敗しないことよりも、
失敗したときにいかにうまく素早くリカバリーするか、
のほうが大事です。
失敗した時に打ちのめされているヒマはなく、
全力、全身全霊で速攻回復!
で、
気にしない。
気にしちゃう人はすべて完璧を求めるのかもしれませんが、
完璧はあり得ません。
たとえば
世の中のすべての人が自分を好きになるか?
と考えたときに、
絶対にあり得ないですよね。
だって
自分が世の中のすべての人を好きになれないから。
10人に出会えば、
1人は大好きになれる
2人は好き、くらい
4人はふつう
2人は嫌い
1人は大嫌い
だいたいそんな割合では?
逆に
10人のうち
1人から大好きになってもらえる
2人は好きになってもらえる
4人はふつう
2人には嫌われる
1人には忌み嫌われる
いろんな物事が
だいたいそういう割合になるだろうから、
すべて完璧にはならないし、
そういう前提で世界観を持ったほうがラクです。
できるだけ、
大好きの関係、好きの関係、
せめてふつうの関係
で
身の回りを埋められたらいいな!
というところです。
そして、
自分が「ふつう」でいようとすると、
あまり「大好き」の関係はできてきません。
「大好き」の関係になるには、
けっこうな個性と個性が
ピッタリとはまることが必要で、
その確率も低いですけれど
それ以上に、
「けっこうな個性」がなければ
引っかかりもしないですから。
恋愛の話でもあるし、
友達や同僚や顧客の関係の話でもあります。
ジョジョの奇妙な冒険第4部の吉良吉影のように、
あえてすべてを「ふつう」で固めて
目立たないように生きる、
という手もありますが、
その影で吉良は
恐ろしいことをしていますし、
きっと
すべてふつうでいるのにも
ムリがあるんです、人間は。
道なき道を一番好むのは、
立門の人です。
または立門アビリティの高い人。
私の中の立門アビリティも
道なき道を好んでいます。
また、
自分の思いに忠実に生きたい、
という官門的感覚からも
組織ではなく個人を選んでいます。
官門的には組織に尽くしたい気持ちもあるのですが
自分の世界観に合致する組織を
見つけられなかったんです。
結果的に、
生まれながらの陽官門、
アビリティの立門、創門、
すべてを満たす環境を作ることはできています。
道なき道によって。
そして、
自分がいろんな意味で満たされていると、
まわりの人にもいい影響があるのは
間違いないです。
子育てにも!