●「門」で 己を知り己を使いこなす 「門」を子育てに生かす

1つの才能に突出した人をどう育てるか

2020年6月12日

さて昨日も予告しましたとおり、
今日は「1つの才能に突出している人」

つまり
特級門の人について、です。




特級門とは、
門鑑定の結果が、
どれか1つの門の数値だけが突出して高いケースのことです。




ここ1週間で、

ふつうの学校生活に適応できていない子、

の鑑定が3件あったのですが、



たまたまとは言え
3人とも特級門でした。

特級創門2人、
特級官門1人。

1つの能力だけが
突出している子たち。



(特級門でなくても不登校になることはあるし、
 特級門で社会的にうまくやっている人もちゃんといます)




門学の分類では、
人の能力を5つのタイプに分けています。


↑今日の話には出てきませんけど赤と青の矢印は超重要!!




門鑑定は、
その組み合わせ、

どの門をどれだけ持っていて
どれがメインなのか、

を知る作業となります。




たくさんの人の鑑定結果を見ていくと、

・1つの門に突出している人
・2〜3の門を持つ人
・どの門もほぼまんべんなく持つ人

のように、
門の構成は人によってさまざま、

つまり
人の能力構成は人によってさまざまであることが
わかります。




これはどういうことだと思いますか?



すべての人が
あらゆる能力を持っている、と
期待してはいけない


ということです。




ところが
学校というところは、
あらゆる能力をまんべんなく伸ばしましょう、
という場所
です。



勉強大事です、それも苦手教科はつくらないようにしましょうね、
創造性大事です、
規則正しい生活大事です、
コツコツ努力しましょう、
リーダーシップや意見表明も大事ですよ。

そんなふうに。




これらがすべてできる人は
限られています。


そして
多くの人は
いくらか苦手なことを持ちながらも
なんとかついていくわけですけど、


特に
みんなが当たり前にやっていることが苦手でできなくなると
不登校などにつながりやすいのではないかと
思います。



算数が苦手、
体育が苦手、
などというのは
よくあることなのでそれほど気になりません。




だけど


毎朝8時15分までに登校して
学校の時間割に従って行動するとか、

教室の決められた席に
静かに着席していることとか

運動会や遠足などの
行事に参加するとか


そのような
集団生活に当然のように求められることが
苦手でできなかったり、

そもそも自分の通っている学校の校風や、
求められる人間像、
先生や友達のつくる教室の雰囲気、

などが受け入れられなくなってしまったり、



そういうことで引っかかってしまうと
つらいです。



そういうことに対応することも
能力の一種ですから。





で、
特級門の子たちは
1つの能力に突出しているけれど
他の能力が低かったりします。

つまり
人並にできない、と
苦手意識を持つことが多くなる可能性があります。





また、門には、

自分と同じ門の人には心底共感できるけれど、

自分の持っていない門の人の心理や思考回路には
共感しづらい、

というポイントもあります。




そういう人なんだな、と
想像しながら受け入れることはできるけど、

門を知らなかったら
違和感ありまくりだったり
なぜそういう行動をとるのか理解に苦しんだりもします。

(最近話題の「誹謗中傷」って
 違う門の人への強烈な嫌悪感、
 も多々ありそうですね)





話がそれましたが
ようするに

特級門の人は
人を理解できない、共感できない、
ということが多くなる可能性があります。

自分の持っていない門の人が
たくさんいるから。

つまり
人間関係も
ちょっと大変になります。




そういうわけで
1つの能力に突出している、ということは
バランスがとりにくくて
生きづらいことでもあります。





特級門だった子の
お母さんが、

うちの子、海外に行ったほうが
のびのび生きられるかしら?

とおっしゃいましたが
そうかもしれません(^^)

同調圧力の強い
日本よりも。





では
特級門の子を
どう伸ばしていくか?

ということですが

学校生活という面では
もしかしたらずっと
ふつうにみんなと同じペースで同じことは
できないかもしれませんが、

そこはごまかしごまかしやっていくか
あきらめて、

せっかくたっぷり持っている
その1つの能力を
しっかり育てていきたいところですよね。




まず
どの特級門か分かったのなら、
どんな能力を伸ばせばいいのかわかります。




創門なら
感覚、感性、ひらめき、直感、センス、
オリジナリティ、
クリエイティブさ、
何やっても面白そう楽しそうな感じ、
など

それらのキーワードがありますから、

日常生活の中で
それらで何か「キラリと光る」瞬間に気付いたら、

「すごいね!」
「さすがだね!」
「その感覚は〇〇君だからこそだよね」
など

それはあなたのよいところだ、
というメッセージを
どんどん発していきます。




ある子は
学校の玄関に入っただけで
今日1日がどんな日になるかわかる、

と言ったそうなのですが、

もしその子が創門なら
それはその子独自の能力で
他の人はあまり持っていないから
すごいことなんだ、

ということを、
伝えて自覚させていくことが
大事です。



何かそういうことがあるたびに
それをやっていくと、

だんだん
僕はこれを武器にしていけばいいんだ
と自分を信じられるようになります。





ちなみに
それは特級門の子に限ったことではなくて、
どの子にも大事なことです。

その子が
その子の生まれながらの門のとおりの行動をしたときに、
ほめる。
評価する。
さすがだね!すごいね!
と感心する。



これだけで、
子供はかなり
自己肯定感や自信(=自分への信頼感)を持つことができて、
ちゃんと育ちます。




さらに言えば、

門の鑑定書には
門の暴走項目、

つまり
その門の人が自分の能力に頼って
やりすぎるとどうなるか、

ということも書いてあるので、

そのパターンが出たときには
注意します。

それやめといたほうがいいよ、とか
それ悪いクセ、相手がこんなふうに嫌がるよ、とか。





これを読んでいる方で、

大人で
もしかしたら自分は特級門なのか?

と思われる方・・・・



門鑑定で
どの門なのかはっきりしたのなら、

自分で自分をこのように育てればよいです(^^)



大人のみなさんには
誰も褒めてくれる人は
いないかもしれませんが、

門がわかれば
私が褒めますので!(^^)




持って生まれた能力を
余すところなく生かすことができれば、
おのずと
幸せな人生になります。




子供の能力、
また
自分の能力を信じて
育ててみてくださいね!

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